出産しました
最初の記事を書いてからちょうど一年後の20180827
無事に出産しました。
前駆陣痛が始まった約24時間後に本陣痛に繋がり、そこから約10時間後に出産に至りました。
分娩時は何人かの先生が時間で交代してあたっているようでしたがたまたま不妊治療からの先生が取り上げてくれて、本当に良かったですね、と声をかけてくださり嬉しかったです。
保管延長した凍結胚盤胞は5個あります。
二人目の移植をいつ開始するのか、今は見当もつきませんが、色々な思いのある胚盤胞を破棄する決断はしばらく出来そうにないです。
体外受精の治療から約一年。
若いから、原因が分からないから、お金がかかるから、
色々な理由をつけて治療をしないという選択をせず良かったなと思います。
体外受精を迷っている方、今チャレンジしている方、
この記録が少しでも参考になると嬉しいです。
判定結果
1218 判定(BT9)
移植日から9日後、判定でした。
移植の時は判定日ですよ、とは言われていませんでしたが、採血あります、と会計時に言われていたので判定なんだな〜とドキドキ過ごしていました。
採血後、診察室に呼ばれ、
「採血の結果ではhcgが200以上出てますので妊娠してますね。次の診察で赤ちゃんの袋を見ます。念のためデュファストンを継続して飲んでください。今日は以上です。」
あっさりした感じで言われてこの日は終了。
会計時にデュファストンを2週間分出してもらって帰宅しました。
実は、BT6の夜に茶色いおりものが出てきていて、BT7の朝に生理痛のような強めの腹痛があったため、生理が来たんじゃないかと心配になって検査薬を試していました。
終了線の半分くらいの濃さの判定線が出て陽性。
結果は分かっていたけど、病院でもドキドキしました。
判定までの症状を記録。
BT0 足の付け根が痛い
BT1 足の付け根が痛い、おりものが多い
BT2 特になし
BT3 下腹部がひきつるような痛み
BT4 ツンツンされるような腹痛
BT5 特になし
BT6 茶オリ、おへそあたりがチクチク痛い
BT7 検査薬陽性
BT8
BT9 陽性判定
明らかに生理前とは違うチクチクするような腹痛が多く、足の付け根も痛かったので、もしかしてうまくいったのかな?と思っていたところの茶色いおりもので、やっぱ生理きたか、と気持ちが上がったり下がったり、とにかく1日が長く感じました。
茶色いおりものが出たときは、水っぽいピンクの液体も出ていたので、生理かな〜と様子を見ていましたが、入浴後から何も出なくなったので、結局なんだったのかよくわかりません。
もし判定を待ってる方で同じような症状の方がいらっしゃれば、参考になれば幸いです。
1回目の移植でうまくいったのはたまたまで、ここから先も長いな〜。
3年以上自然妊娠しなかったのに、体外受精をすれば妊娠が可能な体なのか、と発見がありました。
若いけど試してみましょう、と提案してくれた先生に感謝しています。
そして、20代で体外受精に踏み切れない方がもしいらっしゃれば、私の体験が参考になると嬉しいです。
お金も時間も仕事も趣味も、自分が持っている色々なものや気持ちを消耗するけれど、後悔はありません。
移植の結果が良かったから言えることかもしれないけど、体外受精していなかったら、未だに妊娠は出来ていなかったと思います。
このまま妊娠が継続して、元気な子供が生まれますように。
そして、不妊治療をしている全ての夫婦の元に良い結果が訪れますように。
胚盤胞移植
移植日の記録。
1209移植日
前日は仕事が終わらず、23時ころ帰宅。
結局就寝は2時ころになってしまいましたが、移植は昼から。
10時に目覚ましをかけて寝ました。
当日、移植の1~2時間前から尿を我慢してためておいてくださいね、ということだったので10:30に最後のトイレに行き、病院に11:30に到着。
割とすぐ呼ばれ、採卵のときと同じ処置室へ向かいました。
着替える際に培養士さんから卵の説明がありました。
凍結前4ABだった卵で、今朝融解した写真と、説明が書いた紙を頂きました。
融解してすぐは縮こまっているけど、だんだんともとに戻ろうとしてますよ、と言われて、すごいな~と思いました。
ここの病院では全症例でAHします、と事前に説明があったとおり、AH済みで飛び出しそうな卵ですよ、とのお話もありました。
上着を着たまま台に上がり、先生を待ちます。
担当してくれた看護師さんと培養士さんが瓜二つで、姉妹なのか?と考えているうちに先生が到着。
すぐにお腹に超音波を当て、様子を見ながら膣洗浄を始めました。(採卵のときもですが膣洗浄がとても痛い)
見やすくてとてもいいですよ、と褒められ、尿意を我慢すること10分ほどで移植が終了しました。
移植するときに、たぶんチューブを通っている卵を見て先生が
「きたきたきた」
と言っていたのが印象的で、実際に卵が子宮内にたどり着いた瞬間とかは全く分からず。
一番いい場所に居ます、完璧です、と言い先生は退室。
事前説明では、移植後15分間安静にします、とのことでしたが、トイレに行きかったので5分ほどでトイレに行きました。
担当の先生曰く、昔は移植後2週間は絶対安静で入院だったけど、最近は安静にしない方がよいという論文も出てるくらいで、移植後についての安静に根拠があるわけじゃない。普段どおり過ごしてください。
安静にしてダメな時もあれば、活発に動いて結果が出るときもあるだろうから、どっちでもいいかな~というのが個人的な思いです。
この日は処方もなく、会計をすませて終了。
先生から説明はなかったけど、10日後の次回診察が判定日だと思います。
移植後はお腹の痛みもなかったので、近くのお店で昼食を済ませ、出たばかりのボーナスでここぞとばかりに散財し帰宅。
帰宅してから、少し歩きすぎたのか、下腹部が引きつるような痛みが出てきました。
体の変化はまだよくわからないけど、とりあえず戻ってきた卵よ頑張れ~
結果が出るまで、なるべく心穏やかに過ごします。
いろいろ検索して読んでみているけど、ネットにあふれているもののほとんどは根拠がはっきりしないし、内容的には話半分くらいがちょうどいいのかな。
今は、こうしたらうまくいく、とかよりも、こういう気持ちだった、とかのほうがありがたいです。
自分の記録も誰かの役に立つかな。
移植日決定まで
すでに移植を終えてあとは結果を待つだけですが、採卵後から移植日決定までを記録として残します。
受精確認のときには採卵後の生理がきており、次の生理が来たら診察予約をしてくださいと言われていたため、採卵後2回目の生理が来た11月15日に病院へ電話。
電話で受付の方に生理が来たことを告げると、先生に確認したら2週間後に診察ということだったので予約を入れますね、とのこと。
前日から生理が来そうだな~とは感じていたけど、採卵後2回目の生理は生理痛がなかなか重く、当日は時間休をとって仕事へ行きました。
採卵時の薬の影響なのかわかりませんが、採卵後2回目の生理はいつもの周期より5日ほど長かったです。
採卵後早く来た生理を体がもとに戻そうとするためか、2回目は遅く来る人が多いと先生から聞いていたため、割とよくあることなのかもと思います。
1129診察
この日は血液検査はなく、超音波のみ。
内膜は厚くなってきているけどまだ主席卵胞が大きくなっている途中なのでまた数日後に見せてください、とのこと。
1204診察
血液検査と超音波。
ホルモン値も順調で、今朝排卵したばかりでしょうから移植日は5日後の1209にしましょう、とのこと。
念のため移植前に診察します、というので仕事の予定がありましたが1207に診察予約を入れました。
1207診察
血液検査のみ。
ホルモン値異常なし。
移植日は1209に決定、説明を看護師から受けて帰ってくださいねとのこと。
薬は処方してましたっけ?と聞かれたので、もらってないと答えると、では今日からデュファストンを飲んでくださいという。
ここで、本当は1204の診察時に処方する薬じゃなかったの?と疑問に思いましたが、担当してくださっている不妊治療の先生は薬の出し忘れが多く、採卵後のセファレキシンも会計後に受付の方が気付いてくださったくらいなので、まあ日常茶飯事なのかな、と自己解決。
説明はありませんでしたが、薬は飲まず排卵日を待っての移植なので、自然周期といわれる移植方法だと思います。
採卵前に処方されたプラノバールが体に合わず副作用が強かったため、今回のデュファストンも副作用が出るかな?と心配でしたが、プラノバールとは成分が違うようですし、今のところ胸やけが少しあるくらいで強い副作用はありません。
移植は昼からで、採卵と違い前日から準備することがないので気持ちがとても楽でした。
仕事的には月次の締めがあり忙しいタイミングでしたが、逆にそわそわと移植のことだけを考えずに済んでよかったと思います。
仕事のストレスは少なからずありますが、休みが自由に取れ、業務も自分の裁量で調整出来るのは本当にありがたいと思います。
移植日が決まり、年末年始の帰省はしないと母親に電話したときに、いい会社なんだからどんなに治療が辛くてもやめないほうがいいよ、と言われ、就活のときに母親にとても助けられたことをふと思い出しました。
私はこんな母親になれるのかな。
年が明けたら初診から約一年が経ちます。
採卵結果、受精確認
1014、採卵からちょうど1週間後、受精確認のため病院へ。
この日、パパママ学級があったみたいで、待合室にはお腹が大きい妊婦さんと旦那さんが10組くらいいらっしゃって少し憂鬱に。
私たちの近くに座ってらした妊婦健診かな?の若いママが、「採血やだーもう産むまでしたくないー痛いーーまじ無理ーー」
的な感じで旦那さんに愚痴ってるのをみて、待合室で下手なこと言うもんじゃないよ、と思いました。
高度不妊治療を行ってる病院で、周りの方がどんな治療をしてるか、毎日注射を打つ方だって沢山いるだろうし、想像力が足りないのかな。
待ってる間、なんだかもやもやした気持ちでいっぱいになりましたが、診察室に呼ばれ中へ。
採卵結果は30個。
そのうち2個が変性卵のため28個を顕微授精。
受精卵は22個。
凍結できたのは6個。
OHSSのため全胚凍結し、次周期での移植です。
胚盤胞の写真を見ながら説明を受けましたが、グレードにAがついたものは1つしかなく、移植はこの卵からします、とのこと。
生理が来たことを伝えると、すごく早いね〜と先生に驚かれました。
生理も来たしOHSSは心配しなくても大丈夫ですよ、ということだったので、この日は診断書をいただいて帰宅。
凍結保存の費用は次回支払い。
次回診察は、生理が来たら予約の電話を入れてください、とのこと。
正直なところ、採卵日に30個とれましたよ、と言われ、沢山とれたし今回とった卵で兄弟まで出来るんじゃないかな、とホクホクした気持ちがなかったわけじゃない。
全部顕微授精ですと言われて、もしかしてあんまり育たないかもな、とも思いました。
喜んで良いのか、心配した方が良いのか、不妊治療は気持ちがゆらゆら天秤みたいに傾くことの連続です。
今回6個凍結できて、多いのか少ないのかは分からないけど、毎日通院して痛い筋肉注射打って、6個の卵で子供が出来なかったらどこに気持ちを持っていけばいいのかな、と思います。
移植はまだ先だし、先生は20代の方は体外受精すればまずうまくいきますよ、と言ってくれたけど、本当にうまくいくのか?原因が分からないのに?
夫婦ともに若くて健康で、何年も自然妊娠しなかったのにたった1回の体外受精で子供が出来るのか?
あとは移植して結果を待つだけ、というところまで来ても、やっぱり前向きにもなれないし、幸せを感じることも出来ない。
普通に生きてきたつもりなんだけどなあ。
人生は公平じゃない。
採卵後の生理
採卵後の記録。
1007の採卵後、卵巣が腫れてお腹が妊婦さんみたいにぽっこりしたまま三連休を過ごしました。
屈んだり、走ったりすると痛かったので、家事をこなしつつソファでゴロゴロ。
採卵後の内診で、OHSSの様子をみますと言われていたので1010に仕事を休み病院へ。
卵巣の腫れは酷くないらしく、生理が来たら一気に良くなりますから、ということで帰宅。
有給がなくなりそうなので診断書を書いて頂けますか?と質問したところ、いつでも書きますので欲しい時に言ってね、とのお返事。
この日はとりあえず診断書はもらわずに、受精確認の予約だけしておわり。
支払い待ちのときの待合室で、採卵の説明を受けてる方を見かけたのでめちゃくちゃ痛いから頑張って下さいね〜と心の中で応援しました。
採卵が終わると山場を越えた気持ちになるので、(実際はまだ3合目くらいかな…)少し心に余裕が出来ました。
次の日からは仕事に行き、上司に採卵の簡単な報告?をしておきました。
休暇の事前取得もそうだけど、当日休や半日休暇から全日休暇への変更が多かったので、治療の内容はあまり隠さず伝えていました。
私と同い年くらいの子供を持つ上司は手放しで心配してくれていたので、仕事の調整もしやすくほんとうに助かりました。
仕事に行った1011の夜から生理に。
思ったより早かったし、生理の痛みなのか卵巣の腫れなのか良くわからないけどとりあえずお腹が痛い。
その後いつもなら4日くらいで終わる生理だけど、6日目くらいまでだらだらと出血が続きました。
会社の事務担当の方に病欠と有給の残が少ないことを相談すると、4日以上続けて休んだ場合は傷病手当が出るから診断書もらって来て出してね、とのこと。
土日含めての4日以上ということだったので、1日分だけですが病欠にしてもらいました。
有給がなくなったら欠勤にしても構わなかったのですが、うちの会社は給料が減るだけではなく昇給や昇進に(もちろんボーナスの査定にも)響くので、病名がつくなら病欠にした方が後々良いみたいでした。
助成金の申請もあるし、医療費控除もあるし、傷病手当の申請…
不妊治療も自分が頑張らなきゃいけないけど、申請その他諸々もやるのは気が重い。
採卵
20171007 採卵
採卵当日、8:20までに受付してくださいとのことで、8:15に病院へ到着しました。
血圧測定、検温をし、受付に同意書の提出、事前支払金を20万現金で支払いました。
トイレを済まし、2階の採卵室へ。
採卵の間は、主人は待合室で待つことになります。
採卵室に入ってからは、パジャマみたいな服に着替え、生理用パンツを看護師さんに渡し、台に寝ます。
生理食塩水を点滴され、心電図、酸素マスク、血圧計をつけられます。
初めての手術にドキドキしていましたが、看護師さんが話しかけてくれて気が紛れました。
その後、超音波で卵子を確認して、膣洗浄(先生は痛くないです、と言って始めたけど痛かった)。
点滴から麻酔が入り、15まで数えたところで意識がなくなりました。
初めて静脈麻酔をかけてもらったのですが、意識が暗闇に吸い込まれてくようで不思議な感覚でした。
採卵中の意識はなかったのですが、最後の方かな?麻酔が切れ始め、あまりの痛さに
「いでーーーーちょーいでーーーー」
と呻いてると、看護師さんが痛いですよね、あと少しで終わりますよ、と声をかけてくれ、優しい看護師さんで良かったなとぼんやり思いました。
採卵中、培養士さんが12個です!16個です!と数を報告してる声が聞こえたので、卵子の数かな、と意識がうっすらある中思いました。
採卵終了後はストレッチャーに運んでもらい、そのまま採卵室内にあるベッドへ。ほぼ体が動かなかったので、看護師さんたちがパンツも履かせてくれました。(恥ずかしいとかはなく、ただただ痛かった)
看護師さんが痛み止め使いますか?と聞いてくれたので、痛い〜痛い〜と答えになってない答えを返したところ、手際よく座薬を入れてくださいました。
それからすぐに、呼び出しがあった主人がベッドに到着。
麻酔を入れていた左手がかなり冷たく、お腹も痛かったため、主人の手で温めてもらいながら
あまりの痛さに泣きながらお母さーん、と呻いていました。
その後看護師さんから暖かいおしぼりをタオルで包んだものをもらい、お腹を温めながら2時間ほど眠りました。
目が覚めてから、ナースコールをしてトイレに行き、動けるようなら着替えて内診の案内を待ってください、とのことだったので、ゆっくり着替えをしてスマホをいじりながら順番待ち。
この時点で13時頃だったかな?採卵が9時頃始まり、10時前には終わっていたので、3時間くらいベッドで休んでいました。
お腹が痛みはありましたが、空腹が強くなってきていたので、看護師さんからお昼食べてもいいですよーというお話もあったため主人は近くのコンビニで買い出しへ。
戻ってきておにぎりを食べていると、培養士さんがやってきて採卵個数が30個あったこと、精子の数が少なかったため全て顕微授精することになったとの報告がありました。
(採卵室なので飲食禁止です、とお話前に怒られました、看護師さんと言ってること違う…)
その後14:30頃待合室に呼ばれ、15時頃内診。
出血もなく心配していたOHSSも大丈夫でしょう、とのこと。
精子の運動率が9%だったので、全部顕微授精し、結果は後日ということで、この日は終了となりました。
受付でセファレキシンを頂き、不足分の会計を済まし帰宅。
ちなみに採卵だけの会計で43万でした。
家を出たのが7:55
帰宅したのは15:50でした
長い一日だった…
とにかく採卵は痛いし、採卵後も生理2日目の一番お腹が痛い時みたいな痛みがずっと続くし、ひたすら横になって寝て回復を待ちました。
もう2度とやりたくない。